職種は違ったとしても、
自分の中にある信念や指針がブレずに、それを持って仕事にあたれば、
その思いは必ず相手に伝わるのだという事を痛感しました。
ここのところかなり忙しく、本来でない仕事を請け負って
心も身体も疲れ気味の日々でしたが
この経験のお陰で、またエネルギーが回り始めたと感じています。
9月・10月とものすごく忙しい日々を過ごしています。
何故かと言うと、また新たに中学校の合唱祭・文化祭などの
DVD作成に携わることになったからです。
kimiプロで関わった社からの、急な依頼でした。
まずはやったこともない営業活動から。
電話でアポを取り、やっとやっと捕まった忙しい先生に会いに行きます。
そして学校の担当先生と話し、予算立てし、色々な打ち合わせをします。
……に、苦手です。
売り込み(ー ー;)
今まで自分の好きな事しか仕事にしてこなかったワタクシ。
それは本当に恵まれていた事なのだなぁ とつくづく思った次第です。
そして、ご依頼のあった中学校合唱祭前の練習風景の撮影に、
カメラマンとスタッフとして同行した時のことです。
最初はちょっと斜に見ていた生徒さん達。
けれども、先生と生徒さん達皆さんに丁寧に挨拶をし、
そしていざ撮影が始まると…
17年間 子ども達と関わってきたのは、伊達じゃない!
独壇場でございました。
みんな中央に集まるぅー
代表の子、どんどん行こう!
声が小さーい。腹から声出してー
オッケー!!
イイね~
ヒューヒュー
とやっているうちに、みんな乗り始め
大盛り上がりの中、11クラスの撮影を終えました。
そして2日後に学校を訪れ、残る8クラスの撮影に伺った時のこと。
下駄箱では大きな3年生の男子集団が
「どっかで見たことあるよな~誰だっけ?」
と大きな声でこちらに声をかけてき
「撮影隊だよ!今日もよろしくね!」
の言葉に
「やっぱりぃ??だと思った~」
廊下の向こうからは、女子達が
「お久しぶりだね!」「お久しぶりぃ」
と口々に声をかけてきてくれ
「ホント、ホント!元気してた??」
にウケまくり。
3年生の合唱があまりにも素晴らしく、感動してウルウルしていた私に対して
みんなとっても照れ臭そうにチラ見。
そして合唱が終わった後に拍手喝采し、
「みんな本当に素晴らしかったよ~感動した!おばちゃん泣けました~」
と伝えたところ、男子生徒の間からは
「おばちゃん」「おばっちゃん」
とおばちゃんコールが!(おばちゃん連呼は、ちょっと不本意ぃ (-"-))
女生徒は抱き合って
「超嬉しい!こっちこそ ありがとうだよね」
と伝えてくれました。
自分達の歌が人を感動させる力があるということ
自分達にはそんな力がちゃんと備わっているのだということ
彼ら彼女らは、心からそれを味わったことと思います。
そしてそれは、彼らが生きていく上で大きな自信につながったことと思う!
それは奇しくも、とりもなおさず私たちスタッフ一同が、
子どもの絵画セラピーでいつも子どもたちに伝えたいと思っていること
他ならなかったのです。
そして先の感想につながります。
先生という立場でもなく、たった50分ずつの繋がりでも、
心から思っていること
向き合う姿勢
それはちゃんと相手に伝わるのだと
また、子どもたちから自分の立ち位置を見せてもらえた 貴重な一日でした。
こんなに素晴らしい生徒達を指導している先生方にも 感謝です。
一季