昨日は満月・・・まんまるお月さまでしたね。
キラリと澄んだ光を放つ北極星や、
見事Wに並んだカシオペアに、夜のヒトトキを楽しみました。
みなさんもお月さまを見上げ、ほっこりしましたか?
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我が家には高校生の一人息子がいます。
一人っ子だからでしょうか。
何処に行くにも楽しんで一緒に行きますし、
比較的いろいろなことを話してくれていました。
が、しかし・・・
当然のことながら、ここにきてかなり遅めの反抗期に突入。
母としては、きっと離れるにあたってあがいているだろう息子を
心の中で励ましつつ、
時にそんなきれいごとばかりではなくイライラむかむかしつつ、
少し寂しく見つめています。
親や社会に疑問や反骨心を持ち、反抗するのはいいのです。
それは思春期に親から離れる為の大切な過程ですから・・・。
また社会の対して、自分なりに「ではどうする?」と
向かうべき方向を定めることにもなりますから・・・。
只、私が一番気をもむところは・・・
自分の中で腐らないで欲しい
ということ。
「全てが面倒くさい」
とやろうとしない。
頭の中だけで理屈をこねまわし、実際には何一つ手を出さない。
踏み出さない。
そんな一面を垣間見た時、私は母として心底心配になります。
そんな思いでいた午後、押し入れの片づけをしていたら、
『幼稚園の思い出』と書いた箱が出てきました。
その中に、息子が幼稚園時代の夏休みに先生から親あてに出た宿題
<8月の終わりの一週間、子どもが話してきたことを書いてください>
という冊子が出てきました。
そこには
●線香花火が一番かわいい!玉から手がいっぱい出てくるみたい。
●いろいろな蝶がいるね~。あっ、お花食べてる。
え?みつ?ふ~ん、みつっていうのが入ってるのか。
●(久米島で名物のヤギに草をやりながら)
あぁ、あのヤギ、お乳がすっごくでかいから、あんまり動けないんだ。
●(母はお風呂。その時に友人より電話があり、出た息子に
「出たら電話してって伝えてね」と。その友人に)
じゃあさ、今ぼくにその話を全部しちゃえばいいんじゃない?ママにそれを伝えるから
友達は「マイッタ!一本取られた~」と。
●(虫を捕まえながら)
ぼくがいつもすぐに逃がしてあげるから、やさしい子だな~って
みんな怖がらないで傍に来るのかなぁ。
捕まっても、安心してまた来るんだね。
●(じいじのお墓参りで)
お祈りっていうのはね、声にださなくっても心の声で言ってるから、
ちゃんと伝わっているんだよ。
小さな頃からボキャブラリー豊富で、よく笑わせてもらったことを思い出し
フッと肩の力が抜けました。
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(春ではないけれど・・・)
たんぽぽの綿毛のように
自由に好きな所へ
飛んでいきなさい
吹く風が
気持ちいいときもあれば
思わぬ突風に思ってもみない目にあうこともあるでしょう
そして自分がこれ!と
決めた場所に着地し
しっかりと根を生やし
芽吹き
そして 茎をくぅぅーんと伸ばし
春の温かな太陽のぬくもりを味わい
冬の厳しい寒さをしのぎ
やっと やっと
すっくと頭を持ち上げて 自分らしい花 を咲かせてください
それが母の願いです
一季